毎日厳しい寒さが続いていますが、
もう春はすぐそこのようです。
春が早い
我が家の裏には、
もう小さく
ほろこびはじめた
梅のほのかな香りが
ただよい始めましたよ。^^
あなたは、
いかがお過ごしですか?
連日ニュースで流れている
雪国地方の大雪が心配ですね。
雪国で暮らされている方は、私には想像もできない
相当なご苦労をされていらっしゃると思います。
忍耐強く 配慮深い毎日を
じっと過ごされていらっしゃるのでしょうね。
その中で、玉川温泉で、湯治のお客様が
表層雪崩の犠牲になったという悲しいニュースがありました。
この表層雪崩。
雪国なのに、
予想ができなかったの…?
そう、不思議に思いましたが。
この季節の表層雪崩というものは、
誰も予想が 出来なかったそうです。
それほど、今 襲っている大雪というのは、
今までにない 気象現象なのだということ。
振り返ってみると、
昨年の地震と、その津波、
近畿地方の大雨、そして、今年の大雪。
数々の自然の猛威によって
起こった大きな被害が日本各地を襲っています。
一体、私たちに。
そして、私たちの地球に。
何が起こっているのでしょう?
私は、20代の頃、
電気も、水道もない山奥で、
一ヶ月ほど暮らしたことがあります。
長野県の北アルプス
標高2600Mの山小屋でのアルバイトでした。
標高2600Mの世界ですから、
ザックをかついで、4時間ほど急な登りを
歩いて行かなければなりません。
交通の便は、足とヘリコプターのみです。
電気は、発電機。
水道は、ありません。雪解水と雨水です。
電話線もありません。
雷の時は必ず落とさないといけない無線電話のみでした。
(今は、携帯が つながるかもしれませんが…)
食料などは、ヘリで物資を荷揚げします。
太陽も昇らない真っ暗な朝4時に起床し、
ガス釜の火を着けて一日が始まり、
夜8時に 発電機の音が止まるまで。
雲の上に暮らしているとは言えども、
窓から眺める山の景色しか見れず
ほとんどの時間を 暗くて寒い小屋の中で、
仕事をして過ごす。
そんな修行みたいな
ストイックな暮らしをしていた日々がありました。
そんな山小屋生活で、
大雨が 数日続きました。
その小屋までたどり着くには、
麓にある高瀬ダムという
大きなダムを
渡る必要があります。
登山客は、
そのダムの釣り橋を渡って
山に入ります。
その釣り橋が
連日の大雨でおこった
突然の鉄砲水で
ある日、流されたのです。
悲しいことに、
その時に ちょうどその橋を渡っていた
大学生の20人ほどのグループのうち
2名の大学生が、
その鉄砲水に 流されてしまいました。
そして、その後の捜索でも
遺体は 見つからなかったそうです。
ほんの一瞬の出来事だったのでしょう。
山から どっと下りてくる鉄砲水というのも、
全く予想がつきません。
そのグループのリーダーは、
雨の中、安全を確認しながら、
「大丈夫」と思って、
その橋を渡ったのだと思います。
ですが、
その20人の中で、
生死を分ける線が、
くっきりと 出てしまったのです。
ほんの一瞬で。
私たちは、
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自然の中に 生かされている。
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山小屋での厳しい生活の中で
受け取った
そんな感覚が、
呼び起こされました。
私たちは、いつしか
人間に便利な都会を作り出し、
自然から 離れていきました。
科学や人間の知識に
不可能はない。
我々の文明が
世界を支配している。
そんな傲慢な錯覚に
陥ってしまっては いないでしょうか?
どんなに科学が発達しても、
どんなに人間が賢くても、
宇宙・地球規模の自然の流れには、
太刀打ちできない。
その自然への畏敬の念を
私たちは、忘れすぎてしまっていないでしょうか?
数々の大きな自然災害は、
私たちへの警鐘なのではないでしょうか…?
『鉄腕アトム』や、『火の鳥』などの
名作を描いた手塚治虫氏の漫画では、
森の中の動物達がでてくるシーンが
たくさん描かれています。
洪水や、火山の噴火など、
自然災害の時には、
その森の動物達は、
その災害の気配を いち早く察知しました。
そして、人間たちよりも
早く安全な場所へ逃げる能力を持っていました。
ある時は、人間たちに
危険が迫っていることを
教えてくれた優しい動物達もいました。
そんな、自然の中で
生きている動物達の本能。
『生命』を守る。
という動物的本能や勘というものが、
私たち人間の中では、薄れつつあるような気がします。
その動物的勘のようなものが。
『スピリチュアルな能力』と、言えるのかもしれません。
だから、『スピリチュアルな能力』は、
特別な人だけが持っている能力では ありません。
私たちの本能に。
細胞に。DNAに刻まれている。
太古の昔からの
自然との調和を創造してきたリズムなのです。
これからの時代に、
私たちがもう一度、
その『生きる』ための能力。
そんな『スピリチュアルな能力』を
取り戻す必要があると感じています。
数々の『生死を分ける』そんな場面を。
切り抜けられた人。
そうでなかった人の違いは。
単なる『運』で 片付けられないような
力強いエネルギーや意図が その裏にあると感じます。
私たちの中の『スピリチュアルな能力』が、
大事な場面で 自分自身を救う術になる。
そのために、今、
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